Strange Strain Storage.

なんとなくゆるく復活

極私的2007年まんが総括とか。


 

このマンガがすごい!2008

このマンガがすごい!2008



 昨年はオトコ編オンナ編で分かれててめんどくさくて買わなかったんだけど、今年は一冊になってたので、ちょっとした勉強のために買ってみた。ジャンプ系マガジン系プッシュじゃないからいいですよ、これは。店に張ってあるランキング表とかって売り上げのやつだから、見てるだけで腹立ってきたりするんで。


 ちなみにオトコ編1位はまさかの「ハチワンダイバー」。これは文句なしですけどね。棋譜もきちんと作ってるのに大ゴマ多用の熱い展開で将棋の知らない層にも幅を広げている良作ですもの。雑誌連載も鬼将会編に入りこれからが見せ所といったところ。オンナ編の1位は「君に届け」でしたが、読んでません。



 でも個人的には、ランキングどうこうよりも、巻末の各専門家?のオススメ6作品が良かった。こういうところで意外な作品を眼にすると、この人いいトコ突いてるな、と思ったりするわけです。しかしこれを見てると自分でもランキングを付けたくなるのがすすめたがりな自分のダメなところ。だけど付けちゃうもんね・・・きっと九内さんあたりが気になって買ってくれると思うから(ぇ


 というわけで、私的2007年大プッシュ作品(オトコ編)がこちら↓。



 1、「ジャバウォッキー」久正人
 2、「HELLSING平野耕太
 3、「東京事件」大塚英志×菅野博士
 4、「夜刀の神つかい」奥瀬サキ×志水アキ
 5、「べしゃり暮らし森田まさのり
 6、「らいか・デイズ」むんこ



 1位は個人的にはダントツ。前作に比べてさらにスタイリッシュになった絵柄、コマ割りの妙、恐竜のいる世界観、渋くも熱いストーリーと、もう何もかもが綺麗に整った作品。まず一読すべし、話はそれから。2位は新刊発売&OVA絶賛延期記念。旦那も執事も、勿論局長も輝いてるけど、ハインケルを忘れないでやってくれ。4話試写会では声なかったし。3位は大塚英志らしい読ませる作りに、怪奇大作戦を彷彿とさせるワクワクさせる展開も相まって、現時点ではかなりの良作。このままの勢いで行ってくれれば個人的には大塚作品の中では木島日記に並ぶくらいの神作品になる気がするのだけれど、惜しむらくは掲載誌が少年エースという、とても読者層とかけ離れた雑誌に連載されているところか。といっても特撮エースのない今じゃ、角川の雑誌の中では似合う雑誌はないのか・・・。4位は無事?完結したので。奥瀬先生よく頑張った・・・低俗霊は切られちゃったけども。主人公の空気感や終盤のカオスな展開も奥瀬先生らしい展開で、半ば消化不良なラストも個人的にはすごく良かった。志水アキ先生が仕事抱えすぎて中盤からちょっと絵が荒れてきたように感じたのがちょっと残念ではあるけども。5位は掲載雑誌を変えて連載再開・新作単行本化と今年すごく飛躍を見せた作品。やっぱりジャンプよりヤンジャンのほうが作品としても読者としても合ってると思う。ストーリーもきちんと組み立てられてるし、日常の描写も細かいし、さすがベテランといったところ。ただ、いま連載されてるデジきんの過去編は、過去と現在の区別がつきづらくてちょっと読みにくく感じたけれども。あとは、月二回という不定期連載なところがネックか。2週休んで2週連載するなら隔週にすればいいのに。6位は私的4コマ枠。結城心一好きなんで「まとちゃん」と迷ったんだけども・・・新刊出たしフルカラー版出たし、こっちの熱のほうが熱かったので。竹田くんいいキャラしてるよなー、と読むたびに思う。そして、フルカラー版はよりぬきなのね・・・(泣


 というか、6作品に絞るのは無理だって。ちなみにこの後には「大東京トイボックス」「俺と悪魔のブルーズ」「Wizards Nation」「フリージア」かげふみさん」あたりが続きます。単行本化していない作品で気になっているのは「とでんか(コミック怪)」「みんなのきせき(アフタヌーン)」「デュアルジャスティス(GENZO)」。雑誌的に見るとアフタ、バーズ、コミック怪あたりがすごく良作揃い。少年エースは個人的にはそろそろダメな感じ。チャージはサイコ終わったら休刊しそうな悪寒。




 そんな感じ。疲れちゃったのでオンナ編は今度。
 あ、最近放置しっぱなしな別館の方でも使うかな。