最近買ったもの。
the Sneaker (ザ・スニーカー) 2006年 06月号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/04/28
- メディア: 雑誌
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正直、涼宮ハルヒとかいらんですよ。ハルヒなんて名前は「桜蘭高校ホスト部」だけで十分です。
・・・では何故こんな本買ったかって?
大塚英志氏の新連載が載ってるからですよ。しかも「北神伝綺」ですよ♪ これは買わなきゃじゃないですか♪♪
「北神伝綺」と言えば以前にも「メフィスト」で小説版が連載されていたのです。こちらは単行本にもなる予定で、何かのコミックスに広告も出ていました。しかし予定がズレこむのは大塚センセの常套手段で、ずるずると延期した挙句に空中分解、いつの間にやら忘れ去られていた矢先の新連載です。ビックリなんてレベルじゃありません。中身は同じものなのか新たに書き下ろされたものなのかはわかりませんが、とりあえずこうして連載が始まることが快挙でもあるのです。また単行本化しないなんて酷い目に遭いたくないので今度こそ雑誌で買うことにしました。ラノベ雑誌買うなんて正直恥ずかしいけれど・・・これも致し方ないか。
物語は北神の妹である滝子(*1)の視点から通して描かれており、内容は期待通りまんが版とはベツモノでした(笑)。大塚氏のスタンスとして、語り手から伝わる言葉は必ずしもすべてが同じわけではないので、原作であるまんが版とまったく同じ展開にすることはなく、食い違いが生じるからこその面白さがある的なものがあるようで、「マダラ」「サイコ」「リヴァイアサン」「木島日記」など、その殆どがストーリーや設定がやや異なるものでした。たしかに整合性の中から生まれる面白さはあるかもしれないけれど、その整合性はある意味足枷であるわけで、それを取り除くことによってより自由な面白さが生まれるのではないでしょうか。もともとの作品を知っていても、先が読めないために今後にかなり期待が持てます。まんが本編は残念ながら未完と言うこともあり、こちらではどこまでフィールドを広げるのかも気になるところ。
しかし大塚氏も仕事詰めすぎですね。まんが原作は「多重人格探偵サイコ」が現在絶賛休載中(笑)で、今月発売の少年エースから「黒鷺死体宅配便」が復活連載開始するし、「探偵儀式」も継続して連載中(*2)。特撮エースでの連載はプロローグ編のみで頓挫したようです。そしてまんが評論を少年エースで4ページ連載、その上この小説版「北神伝綺」を隔月で連載するとなると・・・かなりの仕事量ですね。
・・・これは「サイコ」の連載再開は相当遠くなるかもしれないですね。。。