「ロシアのマトリックス」は変なトコが凝ってました。
さてさて、今日も懲りずに映画を観に行きますよ・・・。
今日観に行ったのは「ナイト・ウォッチ」。同行者はB級映画を日夜探求している友人I上です。
ラジオで山内トモコさんも「メジャー映画がニガテな天邪鬼な方にオススメ」て言ってたし、超映画批評でも35点というダメっぷりだったので、これは観るしかないと。
だいたい「○○(国名)の○○○(有名映画)」なんて謳い文句のついている映画は大抵ダメな映画です。
たとえば、「韓国のマトリックス」と銘打たれた某作品はとんでもない駄作でした。「チアリーダー忍者」のように、ダメ映画を作ろうと確信して作っているんならまだしも、真面目に作ってアレなんだからもう参りました。
というわけで、さっそく11時前にお台場へ。上映館で近いところがお台場しかなかったのです・・・交通費高すぎorz
入り口ではマスコットキャラがお出迎え。キモいですね。というかトイストーリーにこんなのいましたよねwww
ちなみにこいつ、マスコットキャラと言いつつも、本編での出番は数秒ほどです。
早速チケットを買って場内へ。
15分前なんてギリギリで真ん中の席を確保できたんでひょっとして少ないのかな・・・なんて話していたのですが、
・・・少ないなんてレベルじゃなかったwww
いや、いくら平日の昼間だからって言っても一応は春休み。そこそこ人が入っててもいいのでは・・・。
ちなみにこの後5〜6人ほど入ってきて、自分ら含めて全部で10人ほど。ひどい。。。
さて、肝心の映画の内容ですが・・・一言でいうと「変なトコ凝りすぎ」。
映像効果やCGは、低予算とは思えないほど凝っています。飛行機からネジが落っこちてく場面なんて、明らかにどうでもいいシーンなのにやたら時間かけて作りこまれてますし、フクロウにされていた人間が変化していくシーンも羽と一緒に粘液が飛び散りやたらグロテスク。このように、変なところが凝っているんです。
その割にストーリーがわかりづらい。
最近は時系列をバラバラにして、後に行くに連れてストーリーが繋がっていくという手法の映画が多くなってきた気がします。これは成功すればそれなりの評価を受ける良作になり得るものの、失敗すればただわけのわからない映画になってしまうという諸刃の剣で、いかに観客を引き込みラストへといざなっていけるかは脚本家や演出家の技量にかかっています。
この映画もその手法が取られているのですが・・・繋ぎ方がへたくそと言うか、その場その場で浮かび上がってくる情報量が少なすぎてわかりづらいのです。
そして、ラストの展開には正直言ってガッカリでした。詳しくは映画を観てもらえばわかるのですが、どう見ても脚本を途中で投げているようにしか見えません。
ただ、最初にも挙げたように良い点もあるのです。特に前半の映像は秀逸。また英語版字幕(*1)が、主体に合わせて変化していくのもやたら凝っていました(*2)。あと個人的には、災いを呼ぶ女性の役の方が美人でよかったです(ぇ
本国ロシアでは三部作での公開が決定しているらしく、この作品も後を引く終わり方をしているし、エンディングでは若干次回作の映像のようなものが流れていました。
続きが気になるので、面白いとかつまらないとか関係なしに続編公開の際にはぜひ観に行こうかと思っているのですが・・・問題はこんな客入りでは興行成績が伸びるわけがなく、続編が日本で公開されるかどうかということ。これで続編が公開中止になった日にはもう。。。
ちなみに次に映画館に行く予定はこれ↑でしょうか。
ついに「アンダーワールド」の続編が日本で公開決定ですよ・・・前作(特にラスト!)が良かっただけに、期待して待ってますよ。
ケイト・ベッキンセール、ラヴです。