Strange Strain Storage.

なんとなくゆるく復活

最近読んだもの。

闇鍵師 1―くるり屋錠之介 (アクションコミックス)

闇鍵師 1―くるり屋錠之介 (アクションコミックス)



 鍵前屋を営む傍ら、裏の仕事として「枢り」という、人の心に巣くう魔物に鍵をかけ錠に封じ込める能力を持っている錠之介という男が主人公。


 「足占」のお琴とともに江戸に蔓延る魔を封印していく、というストーリー。



 「勇午」の赤名修が、原作に「劇団☆新感線」の脚本家である中島かずきを逆指名し実現した、赤名氏曰く「夢のコラボ」らしい。


 必殺仕置屋稼業の沖雅也をイメージとしたという錠之介は、一見すると勇午にも見えなくはないのだが・・・それはご愛嬌。赤名氏の絵は秀逸、素晴らしいの一言に尽きます。


 あとは、魔の封印がパターン化しないような案を練る、中島氏のチカラにかかっていますね・・・次巻も楽しみです。





シグルイ 5 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 5 (チャンピオンREDコミックス)



 先日、めでたく原作本「駿河城御前試合」が復刊し(*1)、話題となったシグルイも5巻目。


 原作本でのこの話の扱いは30ページ前後ととても少ないものであり、この「シグルイ」という壮大なストーリーは、山口貴由氏のほぼオリジナル作品と言わんばかりの脚色でできているのだ。


 それにより、原作での割とスピーディーな展開とは裏腹に、「シグルイ」はそれぞれの人物の描写が丁寧に描かれていて、原作をよりよく表現していると思う。



 今回も原作にはほとんど触れていない、ほぼオリジナルストーリー。伊良子清玄が検校に匿われていたりだとか、中間を2人従えていたりとか。


 前回お亡くなりになった方々も回想シーンでその勇姿を再度確認できたし、


 なにより、ラストの牛股権左衛門がカッコよすぎる・・・輝いてるよ。。。



 続きはどうなっているのだろう・・・と、原作を既読の人もわくわくさせる展開です。



 そして相変わらず虎眼先生の狂いっぷりは凄い・・・。原作では正常な人間なだけあって、こちらも輝いて見えるのです。