電車に飛び込むということ。
先日、東横線に飛び込んだ中学生というのが、どうもうちの学校の生徒だったようで、
昨日の朝のHRで校長の言葉と黙祷があったんだそうです(遅刻したからまったく知らなかった・・・)。
ただ、その校長の言葉というのがとんでもないものだったらしく、
たった2日前の出来事だというのに、もう「原因はいじめではない」「事故死だ」ときっぱり言い放ったんだそうな。
そりゃ、学校側にしてみればいじめで飛び込みなんてマイナスイメージがついて入学者が減ってしまうので、無理にでもいじめを否定したいんだろうけれど、
いくらなんでもそんな早い時点で決め込んでは、いろいろと批判を受けてもおかしくはないのでは、と。
うちのクラスの担任も「いちお事故死ということだから・・・いちお、ね」と明らかに学校のやり方に反感を持った含みを込めた言い方をしていたし、
となりのクラスの担任なんか半分泣きながら「学校側の対応はありえない」「死んだのがお前たちじゃなくてほんとによかったな・・・」なんてあからさまに学校のやり方を批判してたんだそうな。
自分はその亡くなった生徒のことを知らないので、もしかしたら家庭内で何らかの事情があったのかもしれないし、本当にいじめがあったのかもしれない。
しかしどちらにせよ、本当に切羽詰ってしまったからこそ、電車に飛び込むなんていう行為に走ってしまったんだと思う。
たとえいじめではなくとも、そんな生徒の様子に気付いてあげられない学校の責任だってないはずはないわけだし、それは決して軽いものではありません(*1)。
・・・逃げたり隠したりだけではいけないのです。
遅刻した自分は、そんな朝の状況を、学校が終わった後にガストで昼食を食べながら友人から聞いていました。
しかし、聞いている途中で隣の席に亡くなった生徒と同学年の生徒が来たので話を中断、黙々とカレーうどんを食べていたのですが、
本当に空気を読めない人間というのは少なからずいるもので、
入ってきた高一の生徒たちが大きな声で、
「なぁ、その飛び込んだやつってさ・・・飛び込んでも意識あったみたいで動いてたらしいぜ」
「うわ・・・なんか気持ち悪いな。でもちょっと見てみたくないか?」
なんて会話を堂々と店内でしてました。
まったく、お前らの神経どうにかしてるよ。
・・・こういう奴らが死ねばいいのにな。
ほんとに不条理な世の中だ。
*1:少し前に自分が一時期いまより酷く鬱のような症状が表れていたころ、担任の先生が普段とは違う(?)自分を気に掛けていたようで、いろいろと声を掛けてくれました・・・。世の中、悪い教師ばかりではないのです。