Strange Strain Storage.

なんとなくゆるく復活

「ガラスの麒麟」(加納朋子)

ガラスの麒麟 (講談社文庫)

ガラスの麒麟 (講談社文庫)



通り魔に襲われた17歳の女子高生安藤麻衣子。美しく、聡明で、幸せそうに見えた彼女の内面に隠されていた心の闇から紡ぎ出される6つの物語。少女たちの危ういまでに繊細な心のふるえを温かな視線で描く、感動の連作ミステリ。


「ささら さや(*1)」もそうなんですが、加納朋子さんの作品は登場人物の心情がよく描かれていて、それは人の心の暖かさであったり、そして心の痛みであったり、登場人物の気持ちがよく伝わってきます。文章も読みやすくおもしろくで一気に読み切れちゃいます。

現在WEBコミック「スピカ」で漫画版(作画:碧也ぴんく)が連載中で、12月には単行本1巻が発売ということで、こちらも要チェックです。