Strange Strain Storage.

なんとなくゆるく復活

「黒鉄(1)」(冬目景) ISBN:4063380076

黒鉄 1 (モーニング・オープンKC)

 けっこう前に「羊のうた」を読んで冬目景作品にハマりだしていろいろと集めていましたが、この作品には手をつけていませんでした。しかし最近になって文庫版が出るということ急いで古いほうを購入。

 人斬りで賞金首である迅鉄は賞金目当てに殺されてしまう。しかし浪人の源吉に拾われ半身機械のカラダになって生き返る。ただその際に声帯を失ってしまったために、声が出せなくなってしまうのだが・・・

 「黒鉄」の掲載されていた週刊モーニングでは現在「ハツカネズミの時間」という別の作品が月イチ連載中のため現在この作品は休載中。というか再開するかどうかわからないようです。それはこの人がいろんな雑誌に不定期連載を持ちすぎているために、なかなかひとつの作品が進まず終わらないため。だから「ハツカネズミ―」もどれだけ続くかわからないし、今は月イチ連載だけれども、もし不定期連載になったりしたらさらに「黒鉄」の連載再開が先延ばしになって、挙句の果てには永遠の休載というオチになってしまうかもしれない。

 ちなみに現在冬目景不定期連載作品がどれだけ多いかというと、隔週刊ビジネスジャンプに「イエスタデイをうたって」、月刊アフタヌーンに「ACONY」、月刊コミックバーズに「幻影博覧会」、少年ガンガンで「LUNO」と、こんなにたくさん。どれもおもしろいんですけどね・・・。

 ただ不定期連載の短所は、前回との間が開きすぎるとそれまでのストーリーが自分の中で曖昧になってしまうところ。少し前の部分まで単行本が発売していたり、前回掲載されていたときの雑誌が手許にあったりとなると別ですけど・・・